アルゼンチンの農民などが政府に抗議を始めてから100日が経ったが
状況にまったく進歩がみられない
大豆などの農産物の輸出税率を引き上げる案に反抗する農民たちは
主要幹線道路を全て封鎖
死にものぐるいで抗議をつづけている
インフラが整備されていないこの国の物流は一気に滞り
地方では食料や燃料不足が深刻化している
一方で ブエノスアイレスの街中では
フライパンをたたくプロテスト集団が オーケストラのごとく演奏を続け
うるさすぎて 夜も眠れない!
地元の人たちは 自分たちの政治経済事情をけなしながら
冗談半分シリアスに こう話す:
「世の中には4種類の国が存在する。
まずは、
①貧しい貧しい発展途上国と
②資源豊富で裕福な先進国。
そして、
③ニホンのように な〜んの資源もないのに経済成長を遂げた国と
④アルゼンチンのように 資源に恵まれながら な〜んにも機能しない国だ。」
世界的な食料価格の高騰が続く中 アルゼンチンは今後
お隣のブラジルや 北のアメリカへの希望を持つのみではなく
どのように資源大国として成長していくのだろうか
のんきにフライパンをたたいている場合じゃない
それにしても
あああ、眠れないぜ。